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「ナナメの関係」をテコにして「学びは高きに流れる」体制を築く

TEL. 097-554-8527

〒870-1192 大分市大字旦野原700番地

カタリバでキャリアを拓くtanken 〜「ナナメの関係」で受講生の主体性があふれ出す〜

概要

 高校と大学の新たな未来を築くためには、双方とも教育の質的転換が不可欠です。これまでの大学教育は内部資源に頼ってきましたが、外部に優れた資源があれば積極的に活用することが必要です。
 本学では、高校生向けのキャリア教育で全国的に注目される認定NPO法人カタリバ*との契約に基づいて新規教養科目「カタリバでキャリアを拓く」を2013年度より開始しました。正課の授業としてカタリバを取り入れたのは全国初です。
 本授業のキーワードは「ナナメの関係」です。タテ(親・教員)でもヨコ(友人)でもない、年齢が少し違う(ナナメ)大学生と高校生の対話によって、両方の主体的なキャリア意識を引き出し、キャリア教育における高大連携の新しいモデルを構築しています。
 授業内容は大きく2つに分けられます。第1は、大学の教室内で行う準備作業です。カタリバから派遣された講師の指導の下に、受講生が自分の人生を振り返り、それを紙芝居形式にして他の受講生に伝える作業、典型的な高校生を想定して相手の話を引き出すシミュレーションなどを繰り返し行います。第2は、高校における対話授業(カタリ場)の実施です。具体的には、高校を訪問した受講生が、班別の座談会形式で高校生の話を引き出した後、受講生が自分の進路体験談を紙芝居方式でプレゼンし、最後に大学生と高校生が一緒になって目標を約束するという一連の活動を行います。この授業の企画・運営も、受講生自身が行います。
 本授業の成果は、多くの場面で受講生の主体性があふれ出すことです。企画運営を担う幹事役に複数の学生が立候補すること、時間外学習に自発的に取り組むこと、対話授業終了後の振り返り時間に受講生が意見を進んで発表することなどがその例です。また少なくない受講経験者が、翌年度にはサポート役として自発的に授業参加する(もちろん単位は出ない)ことも特筆されます。
 本授業の課題は受け入れ高校の確保ですが、相互理解により2年間で延べ5高校において実施することができました。
 なお本授業の成果と課題については,宮町良広(2014)「主体性を育む高大接続教育〜NPOカタリバとの協働授業から考える〜」『地域と経済』No.7, pp.73-86. を参照してください。⇒ 大分大学学術情報リポジトリ ※[本文]をクリック

*認定NPO法人カタリバ
東京に本部を置く教育系NPO法人。高校生の自信と主体的な進路意識を引き出す独自の対話型授業を実施しています。2001年の設立から、全国800高校、17万人以上の高校生を相手に授業を届けてきました。
詳しくは、カタリバのサイト


これまでの授業実績

年度 受講生数 カタリバ実施高校 対象生徒数
2013 37名 大分県立安心院高校 63名
大分県立由布高校 128名
2014 30名 大分東明高校 70名
大分県立大分南高校 60名
大分県立由布高校 120名

 ☆ 2015.12.12 小倉南高校にてカタリバ特別授業を開催
 ☆ 2016.02.18,19 大分商業高校にてカタリバ特別授業を開催
 ☆ 2016.12.17 竹田高校にてカタリバ特別授業を開催
 ☆ 2017.02.20 別府溝部学園高校にてカタリバ特別授業を開催
         ・大分合同新聞(2017年2月27日朝刊)
         ・今日新聞(2017年2月21日夕刊)

受講生の声

大崎甲一郎さん/教育福祉科学部 山ア唯衣さん/教育福祉科学部
この授業では、自分の経験や挫折をみんなに話せるし、逆に聴くこともできます。
その中で、過去の自分に本気で向き合えるし、相手に感動や刺激を与えることができます。
高校生のぎこちない表情が、カタリバの終わる頃には希望に満ちた笑顔に変わっていくのを見たとき、やってよかつたという達成感を味わうことができました。自分自身の成長も実感でき、自信になりました。

バナースペース

大分大学 高大接続教育室

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大分市大字旦野原700番地

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E-mail   kodai-s@oita-u.ac.jp