大学での学びの醍醐味は、教授の指導の下に小人数の学生が集まって研究・発表・討論しあうゼミ(演習)にあります。本取組の中核事業である学問探検ゼミは、大学2年生向けのゼミに、高校2年生が参加するものです。
学期開始前には、大学と高校の教員が集まってシラバスや授業の進め方について会議を行います。実際のゼミでは、大学生と高校生が自ら探検する学問分野を定め、調べ学習(例えば、街づくりに関心のある受講生が地域経済学を探検する)を行うことで「学び探求力」を育成します。
大学生は自らが学ぼうとしている専門領域について高校生に教える形となることから、大学生にとっては「教えることが学ぶこと」であり、とくに少し年が違う「ナナメの関係」の場合「教えることの教育力」が発揮しやすくなります。触媒役として大学院生の「連携メンター」が参加します。
ゼミ最終回には、例年200人以上の聴衆を前に成果報告会を行い、ゼミに参加しない学生・生徒にも学問の楽しさを広く伝えます。第1回ゼミは2008年度に1高校との間で始まりましたが、2014年度には5高校(大分雄城台高校・大分鶴崎高校・大分南高校・大分商業高校・大分高校)にまで拡大しました。
高校受講生数は、累計(2008〜2014年度)で92名に達します。その中から本学進学者が15名出ており、教育と入試が連動した高大接続を実現しています。
桑野香純さん/大分県立大分雄城台高校(受講当時) | 佐渡島玲菜さん/経済学部 |
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